新外国人について ~投手編~

キャンプが始まって3日も経つのにこのような記事で恐縮ですが、今回は前回に引き続き新外国人について書いていこうと思います。

投手編の今回はまずはオネルキ・ガルシア投手について。
彼はキューバから亡命した28歳の左投手。190センチの長身から繰り出される最速150キロを超えるストレートを最大の武器にしたパワーピッチャーで、変化球はとスライダーとチェンジアップを投げます。

彼の投球動画を観たところピッチャーとしてのタイプは横浜のエスコバーに重なるものがあり、エスコバーと比べて球威には劣るもののその分制球力がマシになった感じなのかなぁと。
ただ、球速表示ほど速さを感じず空振り率もエスコバーに遠く及ばないという点でエスコバーよりも2015年に中日に途中加入しそのシーズンかぎりで退団したセプティモの方がよりガルシアに近いピッチャーだと言う印象を抱きました。
長身の割に縦・横の角度がさほど無く立ち投げでなおかつ回転数がさほど多くないストレートだからあまりスピードを感じないのかなと思いましたが、本当のところは分かりません。

この手のタイプのピッチャーはエスコバーがそうであったように短いイニングで全球100%で投げた方が結果が出る気がします。しかし、森繁はガルシアを先発起用する方針とのこと。
結果的に中継ぎに回る可能性もありそうですが、まずは森繁の目を信じて見守りたいですね。

まだ中日の選手として1球も投げていないのに不安点ばかりを挙げても仕方がありません。
今オフのドミニカウィンターリーグで9に近い奪三振率を残しているなど状態を上げて来日している点は好意的にとらえたいポイントです。

しかし、彼はジョーダンの替わりに獲ってきたピッチャー。「ジョーダン以上のピッチャーを獲得できた」という触れ込みで加入している以上ジョーダン以上の成績を残してもらわなければ困るのですが、私にはどうしてもジョーダン以上の成績を残すビジョンが思い浮かびませんでした。

とはいえ、私の見る目なんてプロのそれと比べたらたかが知れています。今抱いている私の不安を吹き飛ばすくらいの活躍をしてもらいたいですね。

次はディロン・ジー投手について。

メッツで松坂とチームメイトだったという不思議な縁を感じるジーはメジャーで開幕投手を2度務めるなど通算で51勝している実績充分な右腕。
球速は平均145キロ程度と外国人としてはさほど速くないものの、毎年2桁の空振り率を記録するというチェンジアップを中心にツーシーム、スライダー、ナックルカーブなど多彩な球種を投げ分けて打たせて取るタイプのピッチャーです。

ジーは豊富な球種すべてで苦なくストライクを取れる制球力を持ち合わせている技巧派なのでキャッチャーがどれだけ彼の力を引き出せるか、そしてこれはどの外国人投手にも共通しますが日本のボールやマウンドにどれくらいなじめるかといった点も成功のカギになりそうですね。
今日ブルペンでボールを受けた大野との相性はよかったようなので、ひとまず安心しました。
投球動画を観たかぎりクイックやフィールディングに問題があるようには見えなかったので、怪我に気を付けつつNPBにアジャストできたらローテの中心にはまってくれるでしょう。

先述したこと以外では近年の活躍がリリーフ中心だったことなども懸念材料にはなりますが、開幕前の期待値という意味ではこの数年で間違いなくトップ。その分出来高込みの満額で2億円を超える年俸での契約になったようです。
今のところそれに見合うだけの活躍をしてくれそうな期待は持てていますし、彼の成否にかかわらず今後も外国人先発を獲る際にはある程度の金額を積む方針は継続してもらいたいところ。

ところで、昨シーズンもしっかりメジャーで投げており、年齢的にも31歳と敬遠されるほどの高齢ではないのに日本にやってきたのは先発としてのキャリアを積んでメジャーに再挑戦したいからなんだそうです。
インタビュー記事を読むかぎり本人には「日本は腰掛け」という気持ちは無さそうなのでそこは心配していませんが、先発として1年でメジャーに帰る為には沢村賞を取るくらいの活躍が求められるでしょう。
そのくらい活躍してくれたら気持ちよく送り出せるでしょうし、頑張ってもらいたいですね。

今年新しく入団した外国人は以上の4人。ここにビシエドを加えた投手2人、野手3人の合計5人体制でとりあえず開幕を迎えるようですが、個人的にはあまり賛同できません。

ゲレーロに替わるレフトの候補としてアルモンテ(できればもっとスラッガータイプが欲しかったのですが)、怪我の不安がある平田のバックアップも兼ねて粗削りながらパワーがあり若いモヤ、バルデスとジョーダンが抜けた先発の穴を埋める為の先発として大物のジーを獲得したことは理解ができます。
ガルシアも先発としては不安ながらリリーフ起用も見据えた5番目の外国人としての獲得であれば分からなくもありません。

しかし、投手力に不安のあるチームが外国人投手2人体制で本当に大丈夫なのかという不安はどうしても拭えませんでした。

平田の離脱と日本人投手陣の奮起が重なればジー、ビシエド、アルモンテ、モヤで外国人枠を埋めればいいでしょう。
平田とガルシアが一軍戦力になってくれるのであれば、外国人枠はジー、ガルシア、ビシエド、アルモンテでいいのでやはり問題はありません。
しかし、平田が離脱し日本人投手が物足りないのにガルシアとモヤが一軍戦力にならないという無視できない程度にはありえそうなシチュエーションには対処しようがないのは問題なのかなと。

何度書いたか分からないくらいにしつこく書いてくどくなってしまい申し訳ありませんが、やはりジョーダンに7000万円出して残留してもらう、あるいは他に先発ができそうな新外国人投手を獲得して投手3人、野手3人の6人体制で開幕を迎えるべきだったのではないかとは思ってしまいます。
この体制であればチームの調子などを考慮して外国人枠を投手3人、野手1人にもできますし、怪我への対応もしやすくなりますしね。

もしかしたら育成契約のマルティネスに期待しているのかもしれませんが、私はフェニックスリーグ時点で木下雄介以上に計算ができない投球をしていた彼はまだ育成選手として鍛える必要があると感じています。

現在、中日の支配下登録選手は66人。北谷組に抜擢された木下を支配下登録したら67人。
私は開幕時の支配下選手は67人がちょうどいいと考えているので、そういう意味では外国人は5人体制でいいのかもしれません。
しかし、投手2人、野手3人の外国人5人体制という綱渡りをするくらいなら2月1日にシーズンが始まり開幕戦までに木下が3つある枠の内のひとつを勝ち取ったと見て68人でスタートしてもいいのかなと。

ここまで長々とネガティブなことを書いておいてなんですが、ただの素人の私の心配やら不安なんてプロには当然考えが及ぶでしょうし、中日首脳陣にはなんらかの算段があるのだと思います。

今いる外国人が期待外れだったとしてもシーズン中に補強をしたり、今シーズンに関しては外国人の代わりに若い日本人を無理のない程度に一軍で起用してその経験を将来につなげると割り切ってもいいでしょう。(あまりに負けすぎたら問題ですが)

まだ何も始まっていないのに暗くなっても仕方がないので、期待は大きくしてまずはキャンプを見守りたいですね。

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Source: やっぱり竜が好き

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