ドラ2野手への期待

昨年の春高田GMが、とにかく投手がいなかったので、ドラフト1位2位は即戦力投手を指名してきたと語っていましたが、昨年まではそのとおりのドラフト戦略でした。DeNAになる以前もやはり1位2位は投手が指名されることが多かったですが、その一方でけっこう野手も指名されています。

それはそうですよね。野手も補強しなければ、チームは成り立ちません。しかしDeNAになったときには、そんなことを言っていられないぐらい、投手がいなかったのです。

過去のドラフト1位2位指名の野手を挙げてみます。

第1回(1965)2位 加藤俊夫捕手 入団拒否し、後に日ハムの正捕手などを経て、選手としての晩年には大洋で福嶋、辻捕手に次ぐ第3捕手に。
第2回(1966)1位 松岡巧祐内野手 1年目から正遊撃手も、米田選手の成長、さらに山下大輔選手の入団で引退。
第3回(1967)2位 中塚政幸外野手 1番センターとして盗塁王も1回、見事な流し打ちも記憶されますが、屋鋪選手の台頭などもあって引退。その後も裏方となって、2007年にスカウトを解雇されるまで、横浜一筋。昨年のレジェンドマッチで、元気な姿を見せてくれました。

第5回(1969)1位 荒川尭内野手 巨人の荒川博コーチの養子、早稲田のスター選手も入団拒否したことから、大洋ファンとされる暴漢に襲われて、その後の選手生命を縮めたとされる骨折。トレードを前提で入団して即ヤクルトへ。大洋史上の汚点となった事件の当事者。

第6回(1970)1位 野口義男内野手 レギュラーにはなれず、守備固め、代走としてプレー。

本題から外れますが、1977年、川崎球場での阪神戦、当時はほとんどむき出しのコンクリートだった外野フェンスに阪神の佐野外野手が捕球しながら激突し、頭蓋骨折で昏倒。代走の1塁走者が1塁からタッチアップして犠飛として本塁まで生還したが、その代走が野口選手でした。この試合はテレビでライブで見ていて、救急車が球場内まで入ってきて搬送されるまで、佐野選手が倒れたまま全く動かないままだった映像に、大きなショックを受けた記憶は、先年筒香選手が梶谷選手と接触して倒れたときに、まざまざと蘇りました。

また、これも本題から外れますが、中塚選手と野口選手は、今はなきPL高校野球部の出身です。

第8回(1972)1位 長崎慶一外野手 法政出身、6大学のスター。首位打者にもなった大洋の主力打者。
第9回(1973)1位 山下大輔内野手 慶応出身、プリンスと呼ばれたスター。名遊撃手。

第11回(1975)2位 岩井隆之内野手 私は同県人ということもあって応援していましたが、加藤俊夫捕手とのトレードで日ハムへ。日ハムでは白井一幸選手の台頭まで一時セカンドのレギュラーも。引退後は日ハム、大洋でコーチ、2軍監督、スカウトを歴任。九州スカウトとして横浜では同県人の内川選手の獲得に尽力、日ハムでは福岡の中島卓也の担当スカウト。今年からはソフトバンクの九州担当スカウト。

こうしてみると横浜に来るまでは、毎年のように野手も上位で指名していますね。

第17回(1976)2位 菊池恭一外野手 社会人東芝時代は落合博満選手より評価が高かったとされる長距離打者も、プロでは全く通用せず。

第19回(1983)1位 銚子利夫内野手 山下選手以来のドラ1野手。市立銚子高校のエースで4番打者として甲子園に出場した試合は記憶に残っていますが、プロではもうひとつ結果を残せず。

第20回(1984)2位 日野善朗内野手 日野選手も同県人ですが、あまり活躍できず。

第22回(1986)2位 石井章夫捕手 入団拒否して東京ガスへ。昨年、社会人日本代表監督になっています。

第24回(1988)1位 谷繁元信捕手 言わずと知れた名捕手
        2位 宮里太捕手 この年1,2位で捕手を指名しましたが、宮里選手はすぐに外野手転向

第26回(1990)2位 宮川一彦内野手 即戦力を期待されたが活躍できず。
第27回(1991)2位 永池恭男内野手 横浜でユーティリティとしてプレーした後、阿波野投手とのトレードで巨人へ、その後近鉄〜楽天。楽天のコーチを経て、2016年からDeNAの2軍内野守備走塁コーチ、そして今年から1軍コーチ。
第28回(1992)2位 佐伯貴弘外野手 言わずと知れた1998年のV戦士のひとり。
第29回(1993)2位 波留敏夫外野手 同じくV戦士
第30回(1994)1位 紀田彰内野手 横浜高校の強打者も筒香選手の先駆者とはなれず。むしろ同期のドラ4多村仁志選手の方が大成しました。

この頃も毎年野手を上位で指名しています。うまくいった選手もいれば、大成できなかった選手もいます。

第33回(1997)2位 新沼慎司捕手 ドラ2の期待には応えられず。今年から現場復帰で2軍バッテリーコーチ。
第34回(1998)1位 古木克明外野手 松坂投手の外れ1位。長打力に魅力も大成できず。
第35回(1999)1位 田中一徳外野手 PL出身。2年連続野手のドラ1は、長崎、山下選手以来。古木選手とは全くタイプの違う俊足の選手でしたが、やはり大成できず。
第36回(2000)1位 内川聖一内野手 3年連続の野手のドラ1は後にも先にもこの時だけです。内川選手も私と同県人ですが、FAで福岡に去ってしまったのが、残念です。

第38回(2002)自由枠 村田修一内野手 自由枠、希望枠時代の唯一の成功例でしょう。しかしFAで巨人へ。その巨人も戦力外となった現在、まだ去就が決まっていません。 

第44回(2008)1位 松本啓二朗外野手 久しぶりの外野手のドラ1でしたが、やはり大成できませんでした。 
第45回(2009)1位 筒香嘉智内野手 横浜高校出身。筒香選手の単独指名は、近年のドラフトで最高の成功となりました。

第47回(2011)2位 髙城俊人捕手 1軍に定着しましたが、まだ戸柱、嶺井捕手との3人体制が続きそうです。
第48回(2012)1位 白崎浩之内野手 DeNAになってこれまで唯一の野手のドラ1です。いまだ覚醒してくれませんが、まだ期待を捨てきれません。

第53回(2017)2位 神里和毅外野手

そして神里選手です。外野手を上位で指名するのは、松本選手以来で、DeNAになってからは初めてのことです。チームに投手が揃ってきて、これからは野手も上位指名していこうという方針による、第1号が神里選手です。神里選手には、大きな期待がかかります。

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Source: YOKOHAMA lover

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